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礼儀作法入門

著者: 山口 瞳
定価: ¥ 420
発売日: 2000-03
発売元: 新潮社
「山口瞳」本人の入門書山口瞳の文章ならびに作品には「中毒性」がある。単純な文字の
「羅列」としての文章それ自体の華麗さはサントリーの同僚の
開高健とは比べものにならないだろう。だがその純粋な言語表現と
しての文章の背後にある山口の好み、美意識、人生観といった事柄を
理解してしまえば、その作品世界は読者のイマジネーションのなかで
何倍にも膨れ上がるのであり、あの独特の「間」から山口の喜怒哀楽
が見えてくるようになればあなたも立派な山口病患者である。
本書(とその続編)は「山口ワールド」の入門書というべきものである。
もちろん、実用的な礼儀作法入門書としての要素も十分に強いが、
それ以上に山口瞳本人の「入門書」であることを忘れないで貰いたい。
ちょっと古めのエッセイですね。・結婚式の出欠の返事はその日にうちに・・・
・盃をどうもつか?
・入院のお見舞いでもらってうれしいもの
・葬式の心得
・個性のある食卓と食器を考えるのも生きるための作法の1つ
エッセイのようなものです。
礼儀作法とは「他人に迷惑をかけない」ことだと著者はいいます。
とりわけ社会人初心者用の人生の副読本ではないでしょうか。
著者は大正生まれの故人ですので、少し古くはあります。
礼儀作法をテーマとしたエッセイ山口瞳氏の人となり、生きるスタイルといったものを楽しめます。
純粋にマナー入門としての読み物を期待するとそれとは違った内容でしょう。
しかし、ある一様の粋な男性としての処世というか人付き合いや
心配りといったテーマについては参考となる意見が多々書かれているので、
作法や、しぐさの型、または人付き合いの妙などといったテーマについて
考えることのある人は、そのようなことに気を遣っている氏の
意見を聞いてみるといった心持で読むと楽しいのではと思います。
投稿者 :Mitsuko | 2005年12月26日 01:53
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