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おとなのマナー実戦講座―あなたの常識、間違っていませんか?

「おとなのマナー実戦講座―あなたの常識、間違っていませんか?」
著者:
定価: ¥ 1,000
発売日: 2005-03
発売元: 日経ホーム出版社


結局、日本は真の意味で「おとなの世界」ではない、ということか
サービスを提供する側からだけの視点での記述は不愉快でさえある。
レストランの予約再確認(リコンファーム)も、どうしても必要ならレストラン側から要求すればよい。パリのある店をメールで予約した際、「お着きになられましたら前日に確認のお電話を下さい」とさりげなく書かれていた。スマートな対応である。
また、エンタテインメントのオペラについて、新国立劇場がコメントしている。官僚臭に溢れ、サービス精神に欠けながら(上演レベルは???) 入場券代はヨーロッパの一流どころにひけをとらない馬鹿らしさに二度と行く気がおきないが、例えば、タイミングの悪い拍手やブラヴォーについての指摘こそ重要であろう。さらに、同劇場でのある演目で、題名役の不出来から幕構成変更に至った張本人が偉そうにコメンテイターを努めているから笑わせる。
偉そうな「訓たれ」よりも、狭い歩道を無遠慮に横並びで歩いたり、条例で禁止されていなくても歩行中喫煙して迷惑を及ぼしたり(特に交差点の信号待ちの際、風上に立って喫煙すればどれだけ迷惑か)、ところ構わぬ携帯電話といった、常識以前ではあるが初歩的なマナーを記した方が得るところは多いだろう。

当たり前のことを当たり前に言っているだけなのだが
当たり前のことを当たり前に言っているだけなのだが、どうも貧乏人のひがみなのか
店側が高い位置から発言しているような気がして仕方がない。
正装してきちんと予約して(しかもリコンファームして)食べ物のひとつひとつを
よく味わい女性を気遣い食事が終わったらさっさと帰る、たったこれだけのことが
客としてなぜできんと言われているのだが、こんなことが毎回意識せずにできたら
誰も苦労しないよと思う。
後、絶対うそだと思われる部分がある。(条件が限られると言った方がよいかもしれないが。)
スッチーが名札見て名前で呼びかけてくれ、などと言っておるが
これはビジネスクラス以上限定の話だろう。
エコノミーのツアー客がこんなことしようものならすごい目でにらまれることうけあいだ。
そういう意味ではこの本は旅行するときビジネスで行く人以上を対象にしているということ
で一般人が読む本ではないのかもしれない。

一部には反論したいと思うものの、とても参考になる。
私の知識ではこの本がどこまで客観性があるのか(どこまで情報源が充実しているのか)評価しきれないのが正直なところだが、なるほどと頷ける話が多く(例外は数箇所ある)、とても参考になった。客の持つべき心遣いについてはもちろんのこと、器、懐石料理、食材の旬などについても説明がある。
なお、私は、以下のように、本書の一部分について、執筆者の意図とは違うであろう読み方をした。
バブル経済崩壊以降、料亭は経営が苦しいときく。もし、P.135のように、京都の料亭でゴールドカードが使えない場合が多いなら(新札で払うのが上客だそうだ)、その理由の一部はそのような時代錯誤の経営センスであり、自業自得だと思った。それは単なる料亭側のキャッシュフローの都合に過ぎず、客の立場に立った考え方をしていないから、疎んじられたのである。
なお、私には、代々京都生まれで京都育ちの知人が数人いるが、本書の「京都のマナー」で書かれているような、奥歯にものがはさまったような言い方をする嫌味な人間はいない。サンプルが少ないので確信を持って言えるわけではないが、京都の一般人は、商売人とは違う場合が多いのではないかと思う。

おとなのマナー実戦講座―あなたの常識、間違っていませんか?

投稿者 :Mitsuko  |  2005年12月25日 06:53

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