戒名・法名・法号

先日、俳優の藤岡琢也さんの葬儀がありましたね。私は大の「渡鬼」ファンでしたので涙なしには葬儀の中継を見ることはできませんでした。本当に悲しかったです。行けるものなら会葬に伺いたかったです。

ところで藤岡琢也さんの戒名ですが『夢 藤岡琢也之霊位』となっていました。俗名を位牌に書くのは創価学会以外、仏式では見かけません。住職とよく相談され、住職のお許しを得てこの戒名になったとのことでした。では戒名とはどのようにつけられるものなのでしょうか。

基本的には住職がつけられます。故人の性格や人柄、生前の功績などから漢字をひねり出すようです。故人の名前の一字を入れることがほとんどで、仏教に帰依(きえ)した者に与えられる仏の弟子としての名前になります。もし希望の漢字があれば住職にその旨を伝えた方が良いでしょう。特に申し出ない限り、住職が勝手に(!?)つけますので。もちろん戒名の一文字一文字にきちんとした意味があります。

よく「院号」とか言いますけど、これは戒名の頭三文字が「○○院」となり、もちろん院号料という料金がかかります。誰でも付けることができるものではなく、家系的に先祖代々ついているだとか、生前に多大な功績を残されたとか、様々な条件があります。お金を出すからといってつくというものでもないのです。

なかなか家族に不幸がおこってから戒名のことまでは考えられないので、藤岡琢也さんの戒名をきっかけに家族で戒名について話をするのもいいかもしれません。

2006年10月27日 00:51 |  投稿者: Mitsuko |  コメント (0)  |  トラックバック (0)

友引・葬儀

よく『友引』に葬儀をしてはいけないと言われますが、何故なのでしょうか。また本当にしてはいけないのでしょうか。

日本では『友引』に葬儀をすると文字そのものの意味から『友を死へ引いてしまう』などということでその日に葬儀を執り行わないという、これはまさに俗説です。仏滅に結婚式やおめでたい儀式を行わないのと同じ感覚です。しかし葬儀を行ってはいけないのでなく、結論を述べると気持ちの上で気にするかしないか・・・これだけです。

地域的に友引に葬儀を出さないところもあれば、特に気にせず出す地域もあります。但し、友引に火葬場が休みの地域もあるので、必然的にできないということもありますし、友引の日であってもその日の午後からであれば葬儀を執り行っても良いという考え方もあります。また『友引人形』や『友引提灯』など、いわゆる呪い的に気持ちを紛らわせるモノもあります。

日程的に葬儀を友引に出さざるを得ない場合、気になるようであれば何かそのようなモノを使用するのも良いでしょう。葬儀社で準備してもらえるものもあります。住職の考え方もありますし、葬儀社の方に相談すればその地域性の風習をアドバイスして頂けるでしょう。私の知っている地域では、葬儀どころか枕経(故人に対する初めてのお経)や通夜、法事に関する全ての仏事に対して友引を避ける地域もあります。そこまでくると日程を調整するのが大変そうですですね・・・

2006年10月17日 09:11 |  投稿者: Mitsuko |  コメント (0)  |  トラックバック (0)

喪中ハガキ・欠礼ハガキ

本年度、葬儀をだした家ではこの時期いよいよ喪中ハガキの準備をしなくてはいけません。出す時期としては11月初旬から遅くとも12月上旬には出すようにしましょう。世間一般的に12月初旬には年賀状の準備に入る時期ですので、それまでに届くようにします。最近はメールで年始の挨拶なんてことも多い世の中ですが、何もかも電子媒体で済ませてしまうのは何とも味気ないものですよね。年賀欠礼はもちろんハガキできちんと挨拶しましょう。

文例としては
  「亡○○の喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます
   本年中に賜りましたご厚情を深謝いたし、明年も変わらぬご厚誼のほど
   よろしくお願い申し上げます」
と一般的にはこうです。よく目にする文章ですね。
もし余裕があればお世話になった方々対する感謝の気持ちと自身の近況も兼ねた文章を簡潔に盛り込むのも良いでしょう。

万が一、喪中ハガキを出していない方から年賀状が届いた場合は、寒中見舞いとしてハガキを出すようにします。

2006年10月17日 07:39 |  投稿者: Mitsuko |  コメント (0)  |  トラックバック (0)

火葬場の利用・手続き

皆さんは自身の地域の火葬場に行かれたことはあるでしょうか。身内に不幸がない限り、まず行く機会はないと思いますが、設備も料金も地域により様々です。市内の火葬場で市民である場合は市民料金ですし、市民外の場合は税金の関係上市民外料金で割高になるのが普通です。

つい最近まで我が町の火葬場はそれはもう築何十年かわからない程ひどいモノでした。順番で言えば自分の親を先に見送ることになるのでしょうが、あの火葬場を利用しなければいけないのかと思うと「税金返して下さい」って言いたくなるような状態でした。しかし最近ようやく新しい火葬場が出来上がり、市民の皆さんも気持ちよく(!?)利用されていることかと思います。

さてその火葬場の利用についてどのような手続きが必要なのでしょうか。
まず役所に死亡届けを出しますが、その際同時に火葬の手続きを行います。その時点で何日の何時の火葬時間を申し込むか決まります。しかし、あわてて勝手に手続きするのはいけません。住職などに葬儀をお願いするのであれば住職の都合を確認する必要がありますし、葬儀会館を利用するのであれば会館の空き状況を確認してからになります。以上の確認事項を終え、いざ火葬手続きに行った時点で希望の日時が空いていれば良いのですが、なかなかそう希望通りにいかないこともあるようです。(事前予約はできないですしね・・・)更に注意が必要なのは、地域によりますが火葬場にも休みの日があるということです。

一番良いのは葬儀を依頼する葬儀社の人に段取り等の手続きを教えて頂くことです。葬儀社によっては代行手続きをしてもらえるところもあるようですが、あまり好ましいことではないと思います。火葬料金の支払いや手続きの際の捺印等個人情報のこともありますので、一番良いのは親族で手続きに行く方が良いでしょう。

2006年10月16日 19:53 |  投稿者: Mitsuko |  コメント (0)  |  トラックバック (0)

葬儀の供花・供物

親族や知り合いの葬儀の際にお供えとして供花や供物を送るに辺り、どのように手続きすればベストなのか。また何をお供えするのが良いのか悩まれる方が多いようです。

親族の場合、喪主側にお供えをしたい旨を伝えて内容をおまかせするのが良いでしょう。同じものばかりお供えが重なっても式場内のバランスが悪くなるので、親族内である程度振り分けしてもらうのがベストです。また地域性もあるので遠方の親族の場合、特におまかせするのが良いでしょう。最終的にそのお供えされたものの金額を喪主側に渡しておきましょう。

親族ではなく知り合いへのお供えの場合、葬儀会館で執り行われるのであれば、その会館へ直接連絡しお供えをしたい旨を伝えれば何点かお供えの種類を提示されるので、その中から予算に見合うものを選べば良いでしょう。こちらも地域性があるので、直接葬儀会館に確認するようにしましょう。各地方により生花、花輪、樒、かご盛など様々です。

2006年10月08日 03:01 |  投稿者: Mitsuko |  コメント (0)  |  トラックバック (0)

香典返し -即日返し-

香典返しはには大きく分けて『即日返し』(当日返し)と『忌明け返し』の2種類があります。
葬儀の地域性にもよりますが、『即日返し』は最近増える傾向にあります。

香典返しは一般的に忌明けとなる四十九日に行っていましたが、名簿や金額の整理が大変なのに対し、
『即日返し』は葬儀当日、香典と引き換えの為、渡し損ねもなく便利であるとういう点から増加しています。

『即日返し』の場合、香典の額にかかわらず一旦2500円~3500円程度の品を当日返します。
但し、1万円~の香典に対しては、忌明けとなる四十九日に改めてお返しする方が良いでしょう。

逆に言えば、1万円までの香典に対しては基本的に『即日返し』で香典返しが済んでいるということになります。
香典返しの金額の目安となる『半返し』から考えると、1万円に対しては少なくなりますが、
例えば3000円など少ない香典の人へも同じように返すことになるので、1万円までは同一と考えても良いのではないかと思います。
ただ、気持ち的にお返ししたいということであれば、それは喪家の判断で良いでしょう。

葬儀後の手続きやメンタル面、予算的なことも含めて『即日返し』の方が断然お勧めです。

2006年04月15日 23:52 |  投稿者: Mitsuko |  コメント (0)  |  トラックバック (0)

献体(けんたい)

先日、献体(けんたい)を希望されるお客様の葬儀を承りました。

献体とは医学部や歯学部の学生の教育の為行われる解剖実習に遺体を供する、との本人の意思に家族が同意して、大学医学部、歯学部、医科大学に事前に登録しておくことです。

これは生前、本人の強い意志によるものが多く、遺族としてはやはり解剖実習に家族の体が使われることに抵抗があるのが現状です。

最近、増えてきているとはいえ、まだまだレアケースです。

これから先、優秀な医者が生まれるにはこういったことも必要なのでしょうか・・・?

2006年01月28日 21:18 |  投稿者: Mitsuko |  コメント (0)  |  トラックバック (0)

家紋

自分の家の家紋の名前がすぐに出てくる人はなかなかいないものです。
もちろん日常生活に何ら必要になることがないので、出てこなくて当然のことだと思います。

しかし仏事では何かと家紋が必要になることが多いのです。

お客様に家紋を尋ねてすぐにわからず、中にはお墓までわざわざ確認に行かれ、写メして下さった方がいらっしゃいましたが・・・
他に確認のしようがなかったのでしょう。

これを機に自分の家の家紋を調べてみてはいかがでしょうか。

2006年01月28日 00:34 |  投稿者: Mitsuko |  コメント (0)  |  トラックバック (0)

湯灌(ゆかん)

湯灌(ゆかん)という言葉をご存知でしょうか。

現在行われる湯灌とは、専門のスタッフが一定の儀礼形式を踏み、布で遺体を隠し、シャワーで遺体を洗浄して着替え、化粧までを施すものです。一般的に葬儀社が有料にて承ります。

昔ながらの湯灌は親族あるいは地域住民により、お湯をわかし、たらいに水を入れておき、それにお湯を注ぎ遺体を洗浄するという方法でした。

病院で亡くなられた場合、遺体を拭いて消毒するという死後の処置がなされるので、それを湯灌と勘違いされる方もみえますが、それは全く違うものです。

葬儀に従事する者として、専門家による湯灌はぜひ故人の為にもして頂きたい儀式のひとつです。

闘病生活でなかなかお風呂に入れなかった場合はもちろんのことですが、故人が旅立つ前のお清めの儀式として遺族がしてあげることのできる最後の供養ではないかと思います。

2006年01月27日 23:54 |  投稿者: Mitsuko |  コメント (0)  |  トラックバック (0)